小さい家の間取りについて

ユーザー 石井設計事務所/Ishii Design Office 石井 保 の写真

小さな家だけでなく床面積をより効果的にする為には、できるだけ廊下等を減らして居室を広く計画することが重要です。
2階建て住宅の場合では、1階にLDKや水廻り等を配置することが一般的です。そして、その間取りのとり方は他の個室の有無によって大きく違ってくるようです。

M House

この設計事例では1階に独立した個室が必要なため、建物の中央に玄関と階段を配置することで、それぞれの動線をできるだけコンパクトにしています。
そして、キッチンの周囲を廻れるように家事動線を計画し、トイレや洗面所の室内が玄関から直接見えないようにも配慮しています。

3530plus

さらにコンパクトなこの事例では、逆に建物の対角に玄関と階段を配置することによって中央のリビングを広くとり、北側に配置した水廻り等への通過動線にしています。
このプランでは室内の動線は廻れるようにできませんでしたが、屋内外をあわせた空間が広く見通せるように配慮しています。