平屋の間取り

ユーザー 石井設計事務所/Ishii Design Office 石井 保 の写真

平屋建てのプランでは、階段スペースの代わりに平面的な動線が長く必要になり、間取りだけでなく建築費としても効率良く計画することが難しくなります。
また、敷地が広ければ建物を東西方向に長くすることで南面に多くの部屋を配置できますが、一般的な住宅地においては間取りをコンパクトにまとめる必要があるようです。

この設計事例では大きくなりがちな廊下の面積を減らすため、出来るだけ各部屋を直接的に繋ぎつつ、日常の生活を考慮して屋内を動き廻ることができるように計画しました。
平面プランとしては採光や通風を採り入れ難くなっていますが、その上部の屋根形状と小屋裏空間を工夫することによってそれらを解決しています。