日除けとしてのブラインドは窓ガラスの内側よりも外側に設置することで、日射を屋外で遮り室内まで熱が伝わり難くすることができます。しかし、細かな可動部品が風雨に晒されていれば耐久性への考慮とメンテナンスが必要なり、横型のルーバーでは夏季の東西方向からの低い日差しに対応し難くなります。
この設計事例は外付けブラインドではありませんが目的は同じで、開口部への強い西日を遮るために縦型とした面格子を設けています。道路に面した一階にある窓のため防犯とプライバシーにも配慮し、格子の部材寸法や間隔を検討しつつ耐久性と強度のある木材を選び設計しています。