再建築不可の土地に家をたてる方法

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再建築不可の土地に家をたてる方法

 

■このノウハウを読んで欲しい方

 
再建築不可の土地を持っている方
再建築不可の土地に住んでいる方
再建築不可の土地を購入しようとしている方
 

■再建築不可とは?

 
再建築不可物件というのは建物が建ったあとに法律がかわったために建て替えることができなくなった土地のことをいいます。
売ることもできますが、一般的に安い価格でしか売れません。
今、建っている建物にそのまま住むつもりであれば、割安で購入できます。
 

■再建築不可の土地に家を建てる手順

 
再建築不可といっても今の状態だと再建築できないと言うだけで、再建築不可になった理由をよく調べ、その原因を改善することで家を建てることが可能になる場合があります。
 

1、再建築不可になった理由を調べる

 
まずは再建築不可になった理由を管轄している役所の建築指導課などに言って調べます。
一般の方が言っても詳しいことはわからないと思いますので、できれば当サイトの建築士に依頼して一緒に行ってもらうことをオススメします。
 
一般的には、道路の問題によるものが多いようです。
 
建築基準法 第43条に下記のように書かれています。
「第四十三条  建築物の敷地は、道路(次に掲げるものを除く。第四十四条第一項を除き、以下同じ。)に二メートル以上接しなければならない。」(後略)
なので次のような場合などに再建築をすることができなくなってしまいます。
  
・敷地の接している道路が建築基準法上の道路として認められていない

・道路には接しているが、接している部分が2m以下である。(旗竿敷地)
 

2、再建築不可になった理由を解消する

 
・敷地の接している道路が建築基準法上の道路として認められていない場合は建物を建てることができません。
そのような場合はその道路の位置指定申請をすることで建築基準法上の道路として認められる場合があります。
道路として位置指定してもらうためには基準をクリアする必要があります。
  
・道路に接している部分が2m以下の場合は、隣地から土地を購入して2m以上にするなどの方法があります。
できるかどうかは隣地の所有者との交渉次第になります。
 

3、再建築不可になった理由を解消すれば堂々と新しい家を建てることができます。

 
  また土地も再建築不可のままの場合に比べて高く売れることになります。
  再建築不可の土地に住んでいる方、再建築不可の土地を持っている方はぜひ試してみてください。