せがいの家
●設計事例の所在地:
静岡県菊川市堀之内
●面積(坪):
104.3m2(31.6坪)
●建物の種類(大分類):
住宅関連
●メインの画像:

●メイン画像の説明文:
2階梁が跳ね出(せがい)し、遠州地方特有のノキバ(軒下空間)をつくる、同時にファサードに陰影ができ表情を豊かにする効果を期待した。
建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望:
1)地元の木を使った木の家。
2)前庭を菜園とするが、居間食堂から眺められて、かつ自由に出入りしたい。
3)寝室が寒かったので、暖かい寝室にしたい。
4)エコポイントの取得。
依頼者があなたに依頼した決め手:
木の扱いに慣れていたので。
●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
・地元の木を使った木の家づくりの要望には、木の調達に設計者がコーデイネーター(伐採、出材、造材、製材、発注)として住まいづくりに関わってきた経験からスムーズに応えられた。
・1階の居間と外との間に三和土の土間を設け、玄関や菜園に直接出入りできる中間領域とした、一方ここは太陽光のダイレクトゲインを土に蓄熱し居住域との温熱的バッハゾーンとなればと思ったがそこまでではないようだ。
・土間を含む居間の上部は吹き抜けを設け、この吹き抜けに寝室が面しているので、冬季、薪ストーブの輻射熱(土壁なのでより効果的)の効果で夜も寝室は暖かく要望にも応えられている。
・エコポイント取得が希望、Q値=2.65、η値=0.05と外皮性能確保(地域区分6・Ⅳb)
その他の画像:
居間から土間方向を見る
土間から居間・食堂を見る

居間から和室

2階書斎

玄関
三和土、叩き(施主+職人)