水平線の家 大海原の風景と暮らす家

●設計事例の所在地: 
静岡県御前崎市
●面積(坪): 
107.8
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

建物全景(夜景)

撮影:川口一郎

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

太平洋の大海原を見渡すことのできる高台に建つ住宅の計画です。

遮るものの無い海の景色を楽しめるように21メートル×8メートルの2階建ての建物ボリュームを敷地の海側に寄せて海岸線に平行に配置しました。特に眺めのいい2階にはリビング、ダイニングやベッドルームなどのプライベートエリアを。1階にはエントランスや書斎、クローゼットやゲストの宿泊に使用する離れの和室を配置しています。

2階中央の東西に配置された耐震要素となる柱と壁を境に、海側には約45畳の広さのある海の景色を満喫できるリビングダイニング、海とリビングを見渡すことのできるキッチン、リビングとバスルーム双方から利用できるテラス、3方をガラスに囲まれ海の景色を存分に楽しむことができるバスルームが配置され、それらを取り囲むように21メートルのパノラマウインドウが配置されています。北側は南アルプスや富士山を望むことのできる主寝室や子供部屋、トイレ、クローゼットを配置しています。

1階には海に向かって開かれたエントランスのピロティから海に向かって開かれたエントランスホール、書斎、クローゼットのあるプライベート部分と、ゲストの宿泊に使用するためのバスルーム、キッチンのある和室へアクセスすることができます。海側の各室はそれぞれ海の景色を楽しむことができ、連続した外部のバルコニーに出て潮風を感じる事もできます。

3.6mの均等スパンの鉄骨の架構は中央の通りの通し柱で地震力を負担することで2階海側のパノラマウインドウ部分の柱はサッシ方立と同等の50mm×75mmのフラットバーとしています。

透過性とともに断熱性能を確保するため開口部には12mmの空気層を持つペアガラスを採用しています。屋根には100mm、外壁には40mmの断熱材を使用し、省エネルギー等級4と同等の断熱性能を確保しています。晴天率の高い地域性を考慮し特に夏季の日射調整のため1.8mの出のある庇を設けています。

その他の画像: 

大海原の眺望を楽しめるリビングダイニング

水平線を眺めることができるリビングダイニング。三方をパノラミックな窓に囲まれています。
撮影:川口一郎

大海原の眺望を楽しめるバスルーム

三方をガラスに囲まれたバスルーム。大海原の景色を眺めながらバスタイムを楽しむことができます。
撮影:川口一郎

大海原の眺望と潮風を楽しめるテラス

リビングダイニングとバスルームの両方からアクセスが可能なテラスです。太平洋の大海原を眺めることができます。
撮影:川口一郎

南東からの建物外観

撮影:中村やすゆき

北からの建物外観

撮影:中村やすゆき

大海原の景色とリビングダイニングを一望できるキッチン

撮影:川口一郎

大海原の眺望を楽しめるバスルーム

バスルーム内のパウダールーム。透明のスクリーン越しに大海原の景色を楽しむことができます。
撮影:川口一郎

海の景色を楽しめる大開口のあるエントランスホール

1階の住居部分のエントランスホール。窓を開け放つと外部のバルコニーと一体的な利用が可能です。 撮影:川口一郎

離れの和室(ゲストルーム)

離れとなっている1階の和室。キッチンと浴室を備えており、ゲストの宿泊に利用されます。
撮影:川口一郎

海の景色を切り取ったエントランスピロティ

1階エントランスのピロティ。左側の扉はプライベート部分へ。右側の扉は離れの和室への入口です。
撮影:川口一郎

設計者

ユーザー TAPO 富岡建築計画事務所 富岡真一郎 の写真
オフライン
Last seen: 5年 5ヶ月 前
登録日: 2012-07-24 10:13