庫裏|建築家の設計事例

天台宗の修行寺院に相応しく、京都市内から岩倉の山中を切り開いて移転しました。

土木工事や寺院建築の基本を勉強させていただいた、心に残る仕事です。

書院が古くなり、庫裏と一緒に新築したいとの依頼。華美でなく落ち着いた雰囲気で檀家さんが気兼ねなく集う場所になるように。

本堂向拝
向拝の柱と本堂を繋ぐ海老虹梁という、うねった横架材です。
昔はこのような自然の木を探してきて使ったようですが、現在では四角い材料からこのような形に切り出すことが多くなりました。

最初は茶室的なイメージでしたが、もう少し現代的なイメージも加味した空間にしました。
基本的には無垢材を使い、梁をそのまま見せるようにして落ち着く空間にしました。
外の自然の緑がどこに座っても見えるようにして自然を感じるように配慮しました。

庫裏|建築家の設計事例 を購読