二世帯住宅|建築家の設計事例
間口が狭く細長い敷地に建つ三世帯住宅。商業地域にあり、周りは14階建ての集合住宅が建つ。将来的に高い建物で囲まれても通風や採光が確保されるように大小の吹き抜け空間を設けました。大部分はコンクリート打放しの素地を活かしているが、建物正面はライムストーンなどの天然石で表情をつけ個性をだしました。 |
ガルバリウム鋼板、アルミルーバー、FRP格子などメンテのかからないフルメタルな素材を選択 |
親世帯、子世帯、それぞれに設置されているインナーテラスでは、観葉植物の置場、風雨にさらされる出入りのサンダルの置場所に使われたり、小雨くらいでは、窓を開け放して風を入れて過ごすなど、この緩衝帯は、半外部であり外と内の折り合いを付けてくれるようなスペースとして期待しています。 |
今回新築するにあたって一緒に住まう親子は、食事,風呂,就寝等の時間帯が全く異なります。又、子世帯の夫婦は、平日の夜や休日の昼間、友達を招き歌の練習をするという話でした。そこで、建物としては一棟に見えますが、玄関,キッチン,風呂,便所等全てが別々の完全二世帯住宅を提案しました。 |
建物の外観はモダンでシンプルでスクエアーなボックスタイプ。内部はワンルーム化による階段スペースの取り込み等で各スペースの空間的なボリュームや連続感を演出しています。LDKから連続する2階デッキはコートハウスプランにより近隣に気兼ねしない半戸外空間で広がりとプライバシー、採光通風を確保。 |
東側と西側の2方向に接道があるため、ある程度の距離感の確保と将来の賃貸スペースへの転用なども考えて、アプローチから別にした完全分離型の二世帯住宅を提案。勝手口を兼ねた通用口によってお互いの行き来をしやすくもしてある。 |
2世帯で住むことはなかなか難しかったりします。 |
この住宅は、区画整理事業により新たに形つくられた街区に建っています。 |
既存時の記憶…玄関、和室の位置、西日で障子に映える梅の木の影等を踏襲しながら、単なる通行の為だけの『廊下』と全く無くすことで、居室の面積を拡げるプランとしました。(⇒居室のレンタブル比を高めました。) |
建ぺい率を目一杯使い切り、2階賃貸住居を1フロアで4室確保 |
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